骨盤のゆるみによるトラブル

baby妊娠中、ママは赤ちゃんのために栄養をしっかりとって、適度に運動して、穏やかに過ごして・・・と気を配っていますよね。でも、ママの体のゆがみ、とくに骨盤のゆがみは赤ちゃんにも影響大!って知っていますか。

現在子供を産んでいる年齢の女性達は、生まれた時から車があって、洗濯機があって、コンビニが近所にあってという本当に便利な生活を送ってきていますよね。子供の頃、友達と遊ぶといっても家の中でテレビゲームをしているだけだったりしませんでしたか。スポーツなどをしている人はともかくとして、運動する機会がほとんどなかった人が多いと思います。

やはり子供の時に外でたくさん運動したかどうかは全身の筋肉や靭帯にも影響がでます。骨盤を支えるにはいろいろな筋肉や靭帯が働いているのですが、現代女性の筋肉や靭帯は弱いので、骨盤がだらしなくゆるんでしまうんです。筋肉は筋トレなどで鍛えることができるのですが、靭帯はなかなか鍛えるのが難しく、ジャンプなどの衝撃を与えないと強くならないのだそう。いかに友達との外遊びが大切かがわかりますよね。子供の頃の生活習慣はその子の一生にも関わってくるんです。

(ちなみに、ホンマでっか!?TVでお馴染みの脳科学者、澤口俊之先生によると、友達との外遊びはIQ(知能指数)やHQ(人間的指数)をアップするのにも有効なのだそう。小さなお子さんをお持ちの方、将来の腰痛予防、安産、IQ、HQのためにもたくさん外で遊ばせましょう!)

元々、女性の骨盤はゆるみやすくはできています。出産する時に赤ちゃんがスムーズに通れるように、骨盤をつなぐ靭帯をゆるめるリラキシンというホルモンがでます。でもすでに靭帯が伸びきっていたりすると、骨盤は必要以上にゆるんでしまいます。

また毎月排卵の後にリラキシンは分泌されるのですが、初めから靭帯がゆるんでしまっている状態ですと、妊娠していないのに骨盤がゆるんでしまいます。骨盤がゆるんでしまうとゆがみやすくなってしまうので、それが腰痛の原因にもなります。

骨盤がゆるんでいるとどう胎児に影響がでるのか?

骨盤がゆるんで、すそが広がったような形になってしまうと仙骨と坐骨を結ぶ靭帯が引き伸ばされてしまいます。すると骨盤がしなやかに動かなくなりガチガチに固まってしまうんです。そうなってしまうと、妊娠した時に子宮も影響をうけてしまいます。

ゆがみもなく正常な子宮は、妊娠中丸ナスの形をしています。子宮はやわらかくフワフワなので胎児も居心地がいいと言われています。あぐらをかき、両手をなめられるような姿勢をとっているのが本来の姿。精神的にもリラックス状態なので、生まれてきた時もムダにギャーギャー泣くことはないのだそう。そうすると、ママにも子育てに余裕ができますね。いいこと尽くしです。

一方、骨盤にゆるみやゆがみがある場合は、子宮は細長く固くなってしまいます。細ナスのような形をイメージしてください。そんな子宮の中にいるわけですから当然胎児も居心地が悪いですよね。ゆったりできるスペースもないので、きゅうくつそうにしています。片足だけ伸びていたり、両ひざを伸ばしきっていたり、ひどい状態ですと体がまっすぐに伸びてしまっている赤ちゃんもいるのだそう。すると生まれた時から、というよりも生まれる前からすでに体がゆがんだ状態なんですね。それが後々の腰痛にもつながってきます

最近の研究では、早産や切迫早産、流産も骨盤のゆがみやゆるみが原因ではと言われています。

骨盤のゆるみが原因で起こるトラブル

内臓が下がる

女性は男性と違って筋肉が劣っているので、筋肉だけで内臓を支えているわけではありません。骨盤でも内臓を支えているのですが骨盤がゆるむと内臓が下にずり落ちます。するとポッコリお腹に。

尿漏れや便秘、痔

内臓が全体的に下がってくると、膀胱や腸を圧迫します。すると血行も悪くなりさまざまな症状がでます。

月経痛

骨盤がゆるむとどうしてもゆがみやすくなって、骨盤内にある子宮もねじれたりします。月経の時に子宮が収縮するのですが、ねじれているとその痛みが倍増してしまいます。

腰痛悪化

骨盤のゆがみはそのまわりの筋肉をアンバランスにしてしまいます。筋肉の一部に疲労がたまったり、緊張状態が続くことで腰痛に。

膣のゆるみ

膣の入り口を閉じる筋肉が衰えます。湯船から出たときに膣からお湯が流れ出たり、生理の時にお風呂のお湯が赤くなったりするのであれば要注意です。

骨盤を引き締める方法

骨盤を引き締めるにはベルトがおすすめ。「トコちゃんベルト」が有名です。ただ正しい位置にベルトを巻かないと逆に骨盤をもっと開かせてしまうこともあるので注意してくださいね。

骨盤ベルトを巻く位置でポイントになるのは腰に手を当てた時に人差し指が触る骨(上前腸骨棘)と太ももの横に出っ張っている骨(大転子)の間です。その位置にベルトをまいてみましょう。腰が楽な感じがすればOKです。気持ちが悪かったり痛みがでたりしたらすぐにやめましょう。

もし骨盤ベルトがなければさらしやストール、ストレッチで使う薄いゴムなどを幅6~8センチくらいに折りたたんで代用しても良いですね。

産後2ヶ月もすれば骨盤は自然に元に戻ると言われていましたが、それはもう昔の話です。昔の女性は農作業などをして体を動かしていたので、骨盤の筋肉や靭帯が強かったのですね。だからとくに特別なケアをしなくても回復したのでしょう。でも現代女性はちがいます。骨盤ベルトなどを使って手助けしてあげないとなかなか元通りにはならないんですね。

骨盤がゆるみっぱなしですと、おしりが大きくなってしまったり、産後も腰痛や恥骨の痛みがいつまでも続くことになります。

骨盤矯正について

bone骨盤がゆるんでしまっているだけでなく、ゆがんだりねじれたりしている人もいます。チェック方法はいろいろあるのでいくつか紹介しますね。

まず座って足の裏を合わせ、手前に手前に引いてきます。膝の高さが同じならOK。鏡にうつして確認するとわかりやすいです。

または目をつぶって30回足踏みをしてみましょう。目を開けた時に最初の位置から30センチ以上動いてしまっていたら骨盤がゆがんでいるかもしれません。

整体などで骨盤矯正をしてもらう人もいますが、普段の生活で姿勢が悪かったりするとすぐにまた元通りになってしまいます。それよりも、自宅でできる体操でゆがみを直しましょう。

私が通っているリンパ体操の先生から教えてもらった方法です。
まず、仰向けに寝転がって足を少し広げ、足の親指と親指を軽く触れさせます。ハの字になりますね。そして手のひらを目の前に持ってきて、小指と小指の側面をピッタリとくっつけます。そのままその手を上に伸ばして床に手の平をつけます。そのまま息を吐きながら10秒キープ。触れていた足の指を一度離して、手も元の位置に戻します。もう一度同じことを繰り返しましょう。そして3回めは足の指と指をグッと力を入れてくっつけます。同じように10秒キープして終了です。

たったこれだけの体操ですが、ゆがんだ骨盤を調整することができます。朝起きた時でも、夜寝る前でもいいので布団の上での習慣にできるといいですね。

腰回しもおすすめ。頭は動かないようにして(頭を壁につけると動かさないでできます)腰をゆっくりと左右に回します。目はつむらない方が効果的なんだそう。

骨盤のゆるみやゆがみは自分自身だけでなく胎児にも影響します。妊活をしている人はとくに骨盤にも気を配りましょう。

コメントは受け付けていません。