腰痛⇒寝たきり老人になるのを防ぐ!

roufuufu長生きすることがうれしいこと、本当に喜ばしいことと感じている高齢者はどれくらいいるのでしょう。
歳をとっても足腰が丈夫で自分で何でも身の回りのことができて、毎日楽しく暮らすことができるのであればいいけれど、実際は介護が必要な人がたくさんいます。

厚生労働省の調査によると65歳以上の高齢者の5人に1人が介護や、介護とまではいかないまでも何らかの支援が必要なんだそう。そして寝たきりになってしまっている高齢者もすごく多いですよね。日本と同じように長寿国といわれているスウェーデンと比べると、日本の寝たきりの人の割合は8倍にもなります。

せっかく長生きしても寝たきりになってしまったら本当に幸せなのだろうかとふと考えてしまいました。

日本の寝たきり率が異常に高いのは、何でも世話を焼きすぎるからとも言われています。家族や介護施設、病院の職員が何もかもやってあげてしまうために、本当はできることもやらせてもらえない、そして筋力も能力も落ちてできなくなってしまいます。

本人も徐々にやる気を失ったり、言いたくても言えずやってもらうことに慣れてしまうのかもしれませんね。

寝たきりになる原因

寝たきりになってしまう原因には脳梗塞や脳出血、認知症、骨折、転倒などがあります。

老化によって仕方ない部分はもちろんあるのですが、歳をとってからこのような病気やケガをするのは運動をしているかどうかにかなり関係があると思います。とくに骨折や転倒は運動機能が十分あれば防ぐことができるケースもあるはずです。

そして腰痛も寝たきりになってしまう原因になります。腰がいたいと動くのがイヤになってしまいますよね。外出する機会が減って家に閉じこもるようになり、だんだんベッドからも起き上がれなくなっていって徐々に寝たきりになっていくパターンが実はけっこう多いのだそう。

腰が痛くて病院へ通っていた人も、腰痛の悪化とともに病院へいくのもしんどくなって、ついには寝たきり状態へというケースもあります。ただの腰痛だと放っておくと、楽しい老後がとても悲しい寝たきり生活になりかねません。

腰痛だけでは済まない

腰痛で安静にしている期間が長いほど筋力は落ちていきます。筋力が落ちていくと、腰だけでなくあらゆる体の場所にトラブルが出てきます。中でも負担がかかるのが膝や股関節。膝や股関節までも痛み出すと、本当に歩くのが困難になりますよね。寝たきりへの道が早まってしまいます。

腰やひざ、股関節が痛いのがやっかいなのは、動かさないと運動機能が低下してしまいますし、無理して動かすと痛みがひどくなる可能性もあること。なので大切なのは少しでも痛みがでたら悪化しないようにすることです。

自分のことは自分で

netakiri高齢者の場合、骨がもろくなっているので腰椎圧迫骨折ということもよくあります。それがきっかけで寝たきりになってしまうことも。

もし病院で圧迫骨折と診断されたら、入院や通院でコルセットや薬での治療が始まります。入院の期間は1~2週間であとは自宅療養となることもありますが、骨折の状態や痛みの具合によっては2~3ヶ月の入院をしなければならないことも。

痛みがあるからと言って動かないでいると、あっという間に寝たきりになってしまいます。高齢者の場合、家族も心配をして安静にするようにいうかもしれませんね。本人もいつまでも痛みがあると、たとえ骨折は治っていたとしても怖くて動かさないようになってしまうかもしれません。

寝たきりにならないようにするには、とにかく体を動かすことをおっくうがらないでリハビリに励むことです。そしてまわりの家族も世話を焼きすぎず、本人ができることは本人にやらせてしまいましょう。安静と手助けだけが優しさじゃありません。

私の90歳の祖母の話ですが、腰がひどく曲がっているためにひざなどにも影響が出て歩くのも大変になりました。ひざも変形してしまったので両膝の手術をすることに。しばらく入院し、ひざがすっかり治ったとおもいきや認知症が悪化!入院前もたびたび「あれ?言っていることがおかしい、認知症かな」と感じることはあったのですが、入院して動かなかったことがよくなかったのか、退院後には明らかに認知症が進んでしまっていることに気が付きました。

今でも祖母は体は健康体に近いですが、認知症のために本人もそして家族も苦しんでいます(祖母の場合は誰かに殺されるのではという妄想にとりつかれているんです)。動かないという状況が一気に認知症をすすめてしまったように思います。

高齢者の場合はとくになるべく早くもとの生活に戻してあげなければいけないんですね。

ロコモ症候群

ロコモティブシンドロームとは運動器症候群を意味するのですが、運動に関する骨や筋肉、関節、神経などの機能が低下して、介護や寝たきり、あるいはその予備軍の状態のことです。運動機能に何らかの異常や疾患を抱えている人は50歳以上の人にすごく増えています。

ロコモティブシンドロームにならないように予防することは腰痛を防ぐことにもつながります。

【ロコモチェックをしてみましょう 】

☆片足立ちで靴下がはけない、あるいはよろける

☆家の中のちょっとした段差でもつまずく、

☆階段は手すりなしでは登れない、不安に感じる

☆青信号の間に横断歩道を渡りきれない

☆15分以上歩くとものすごく疲れる

☆買い物をして重たい荷物(2キロ程度でも)を運ぶのが困難

☆掃除機をかけたり、布団の上げ下ろしが困難

これらの症状がひとつでも当てはまれば運動器が衰えているサインです。

ロコモティブシンドロームが起きる原因は、関節・椎間板の変形や骨が弱くなること、筋肉や神経機能の低下です。これらはまさに腰痛を引き起こす原因でもありますよね。

またロコモティブシンドロームという考えは東大の中村耕三教授が提唱したのですが、このロコモティブには機関車という意味もあるのだとか。機関車のように毎日をアクティブに過ごしてほしいという希望も込められているそう。せっかくの人生、早いうちから寝たきりになってしまったらもったいないですよ!

いつまでも身の回りのことは自分でできて、歩いて好きなところへ行けて、もし介護される状況になったとしても排泄だけは自力でできるようにしておきたいですね。

運動を習慣化する

undou2筋力ってあっという間に落ちてしまうんです。たった2日間でも安静にしていると筋力は1%衰えます。1週間の安静では20%、2週間では36%、3週間では68%、4週間では88%、5週間では96%も筋力が落ちてしまうんです。すごいスピードだと思いませんか。でもまた筋力を戻すのには長い時間がかかります。例えば1日安静にして落ちてしまった筋力を回復させるには1週間もかかるのだとか。

ぎっくり腰になってしまった時は、まず安静に!と言われていますがくれぐれも短い時間で。何日も安静にしっぱなしですと筋力が衰えますます腰への負担が大きくなってしまう身体になってしまいます。

また筋力だけが低下するのではなく、関節のスムーズな動きや骨、心臓や肺など内臓器管も衰えます。そして体の機能だけでなく精神的にも弱くなっていきます。うつ病患者さんで積極的に運動をしている人は少ないはず。うつ病の治療で運動療法があるのも、運動と体の機能、そして精神力がつながっているからでしょう。

それまで何の運動もしてこなかった人が急に運動を始めるのは大変かもしれませんね。でも体は正直です。運動をすればするほど確実に変化していくのがわかります。2週間も続ければ何らかの変化に気づけるはずなので、最低2週間は運動しましょう。そしてその効果を実感できれば、運動も楽しくなって習慣化できるかもしれません。一度習慣化してしまえば、運動しない日があるとなんとなく落ち着かなかったりするようになるんです。

私も数ヶ月前から週に何回かのランニングをはじめました。それに加え最近はスポーツジムにも通うようになったのですが、はっきり体の変化を実感しています。まず代謝が良くなったこと、そして疲れにくくなったことです。代謝がアップしたせいか汗をすごくかくようになり(それまで汗が出にくい体質でした)、便秘も解消、寒さにも強くなりました。そして体力がついてくると動くのが苦ではなくなるので気になったところヘはどんどん出かけるように。気力も上がるので良いことづくしですね。もちろん腰痛にも効果的です。以前は長い時間椅子に座っていると腰が重苦しかったのですが、今はそのようなこともほとんどありません。

腰痛を予防したい人、ロコモティブシンドロームを予防したい人、寝たきりになるのを防ぎたい人はぜひ運動を習慣化してください。

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