腰痛 コルセット 骨盤ベルト

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腰痛のあるときにコルセットや骨盤ベルトを使うと痛みが和らいで楽になった経験のある人、多いと思います。さまざまなタイプのものがありますから症状にあったものを選びましょう。

なぜコルセットや骨盤ベルトを使用するの?

☆腰痛を引き起こす動きや姿勢をとらせないようにする
☆腹筋や背筋をサポートして腰回りを安定させる
☆温熱効果
☆痛みの軽減

などがコルセットや骨盤ベルトを使用する目的です。

コルセットや骨盤ベルトでは腰椎同士の動きは抑えることはできませんが、腰の大きな動きは制御することができます。正しい姿勢を保つことができるので痛みも出にくくなります。

そして、弱くなっている腹筋や背筋をサポートすることで身体をしっかり支えます。コルセットと言うと腰に硬いものをあてて、動かないようにするイメージがありますが、同時におなか側からも身体を支えるという役割があります。

背中側は背骨が身体を支えていますが、おなか側は内臓しかありませんよね。何がおなか側を支えているのかというとお腹の中の空気なんです。お腹の中には内蔵が入っている腹腔という空間があって、腹膜に囲まれています。この中の空気の圧力が高いと前からも後ろからも背骨を安定させることができます。でも、筋肉が低下していたりすると身体をバランス良く支えることができなくなり腰に痛みが出るようになるんです。

コルセットや骨盤ベルトで下腹をおさえこむとお腹の中の圧力が高まり痛みをなくすことができます。コルセットなどを装着するときはこのお腹の圧力を高めるように装着しなければ意味がありません

またコルセットなどを巻くと腰回りが温かいのでそれだけでも血流が良くなって痛みがやわらぎます。

コルセットや骨盤ベルトの種類

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一般的にコルセットは幅が広めでウエストまわりに装着します。一方骨盤ベルトは細めで、ウエストよりも下の位置で骨盤を固定させるものとここでは考えてください。

コルセットの種類は大きく分けて3つあります。

①簡易コルセット

伸縮性のある素材でできていて、身体にフィットするようになっています。スポーツ用品店やインターネットでも買うことができ、3,000円くらいからあります。手軽につけることができますが、腰を固定させる力はあまり期待できません。

1段のものと2段のものがあり、2段のものは上は上、下は下でそれぞれ調節して付けることができます。2段の物のほうがより身体にフィットするはずです。

②軟性コルセット

ぎっくり腰や椎間板ヘルニア、腰椎圧迫骨折の時などによく使用されます。メッシュ地になっていて3つの調節ベルトがついています。弾力のある支柱が入っていて、お腹の中の圧力を高めて腰椎にかかる負担を減らし痛みを抑えます。完全にオーダーメイドだったり、S、M、Lなどのサイズの中から自分の体型にあったものを選びます。病院で購入することができ、保険が効くので3割負担で実質5,000円くらいからあります。

③硬性コルセット

外科医療用でプラスチックやセルロイド、アルミなどの金属でできています。圧迫骨折や手術後に完全に腰を固定させたい時に使います。専門の業者の人に採寸してもらいオーダーメイドで作ります。もちろん病院で購入です。3割負担で価格は12,000円くらいからでしょうか。

急に腰が痛くなった時は、なかなかコルセットをすぐに買いに行くことができませんよね。また腰に負担をかける作業をするときにつけると腰痛の予防にもなりますからコルセットをひとつ家に常備しておいても良いかもしれませんね。

コルセットと骨盤ベルトの違いは?

骨盤ベルトはコルセットよりも細く、骨盤やお尻周りに痛みがあるとき(仙腸関節性腰痛や恥骨結合炎など)に骨盤の位置で巻くものです。ゴム製のものが多いです。

もしコルセットと骨盤ベルト、どちらを買うか迷ったらまずは布やさらしでまいてみて確認します。布をウエストあたりでグルグルときつく巻くと痛みがやわらぐようであればコルセットを。ウエストよりも下、骨盤をキュッとしめると痛みが軽くなるのであれば骨盤ベルトをおすすめします。ただ、コルセットでも2段になっていて調節ができるタイプならどちらにも対応できます。

どのようなコルセットを選ぶべき?

上記の②と③は病院で処方されるものですが、①の簡易コルセットは店頭でもインターネットでも簡単に買えますし種類も豊富です。

簡易コルセットを選ぶポイントとしては、腹圧を逃さずに固定できるもの、動作を妨げないもの、通気性の良い物、ずれないものです。また腰痛の症状によっても適切なコルセットが異なります。

☆ぎっくり腰などの急性の腰痛時・・・幅が広く、金属の支柱が使われていて、固定力が強いもの。上下で2つにわかれているものだと腹圧を調節できて良い。

☆慢性の腰痛時・・・急性の腰痛時のものとは違ってもっとソフトな感じ。薄い素材でメッシュ時であれば日常生活を送る上で邪魔にならず長時間つけていても気にならない。

また重いものを持ち上げたりする作業をするときなど、腰に負担をかけそうなときはあらかじめコルセットをつけておくと腰痛予防にもなります。

正しく使いましょう

コルセットや骨盤ベルトは正しい位置につけないと効果がありません。腰痛の症状や原因によって着け方や位置が異なりますので、病院で処方された時は医師や看護師さんの支持に従いましょう。

自分で購入した場合もきつめに着けるのがポイント。お腹の中の圧力を高めて、お腹からも背中からも身体を支えるためにコルセットを付けるのですからゆるいとお腹を押さえることができません。はじめは苦しい感じがしますが慣れていきますよ。

また長期間にわたって、ずっとコルセットを使っている人がいますがおすすめはできません。本当は腹筋などの筋肉が身体を支えなくてはならないのに、コルセットをいつもつけていると、筋肉がサボってどんどん衰えていきます。コルセットを外すと痛くなってしまうと、コルセットがないと不安になってしまう人もいます。依存しないように気をつけましょう。

ぎっくり腰などのときも本当に痛みがあるときだけコルセットを着用するようにして、痛みが引いてきたらコルセットを外すようにします。

コルセットの正しいつけ方

素肌に直接巻くと肌が荒れたりかゆくなったりしますので、必ずシャツなどの上からにしましょう。

まずコルセットの真ん中と背骨の位置を合わせます。高さはコルセットの下半分が骨盤にかかる位置です。そして下腹部を持ちあげるような感じで締めます。まっすぐつけてしまうと隙間があいてズレてしまうので、ややななめ下に止める感じです。左右均等になるようにしてください。

コルセットはきちんとつけるとかなり腰が軽く感じられるはずです。

寝るときは外すの?

夜、寝るときはコルセットは外しましょう。コルセットは腰への負担を減らすために着けるものです。横になっているときは負担が少ないので必要ありません。

また身体を圧迫してしまうと血流が悪くなり、質の高い睡眠を妨げてしまいます。ですから、コルセットをつけて寝ると起きたとき楽!という人もいると思いますが、夜は外すようにしましょう。

就寝中は汗もたくさんかきますからあせもの原因にもなりますよ。

朝起きたときが一番痛いという人は布団のせいかもしれません。詳しくは腰痛持ちが選んではいけない布団のページに書いてあります。

食事中は外してもいいの?

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コルセットをつけていると食事をしたとき苦しくなりますよね。もちろん外しても良いですし、そのままつけていても大丈夫です。ただ食べ過ぎて太ってしまうと腰への負担がさらに大きくなりますから、食べ過ぎ防止のためにコルセットは役に立つかもしれませんね。食事が終わって、胃が落ち着いてきたらまた装着すれば良いと思います。

骨折した時にギプスをして固定すると痛みを感じなくなりますよね。それと同じでコルセットも痛みを取るのに大変役立ちます。でもただ腰痛をごまかすだけのことも。痛みは身体が出すSOSです。痛みの原因を調べることなくただ痛みを抑えているだけだと病状が悪化することも。なぜ痛いのか原因を突き止めたうえでコルセットをするようにしましょう。

腰痛持ちの布団

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